福岡筑陽学園高校、その1番バッターでショートを守る
中村敢晴(なかむらかんせい)選手
強豪校野球部では「1年生でレギュラーになった」というだけでちょっとした話題になるものですよね。
しかし中村敢晴選手の場合は、
・父親が夏の甲子園での優勝メンバー
・兄はドラフトで育成指名されたプロ野球選手
彼の実力以外のところでも何かと話題になっているということで、チェックしてみました!
中村敢晴のプロフィール
名前:中村 敢晴(なかむら かんせい)
生年月日:2002年4月13日
身長:183cm
体重:68kg
出身中学:大分市立大在中学校(但し野球は明野ボーイズに所属)
ポジション:内野手(ショート)、右投げ右打ち
福岡県久留米市出身ですが、父親の仕事の関係で大分に移住。
大在小1年のときから兄の影響を受け「大在少年野球クラブ」で野球をはじめました。
その後中学時代には「明野ボーイズ」に所属し、父や兄と同じ西日本短大付属(以下、西短)に進むものと思われました。
ところが江口監督から「甲子園で優勝を目指して欲しい」と誘われ筑陽学園に進学。
体格も大柄で足も速く、中学のときは陸上のリレーメンバーとして大分県の大会で優勝しています。
中村敢晴の父親も兄も凄かった!
俺はファーストを殺すぐらいのつもりで思いっきり投げたら少しはマシになったかなー。
センバツ楽しみにしてます。m(_ _)m#神宮大会#筑陽学園#中村敢晴 pic.twitter.com/GzmT9zahSM— ⚾ ひらっち。 (@5589hira) 2018年11月19日
中村敢晴選手の父親・寿博氏は西短で92年夏の大会で主将を務め見事優勝しました。
その後早稲田大学に進学し、1年生からレギュラーで活躍。
卒業後は同大学のコーチ・助監督を経て、現在は日本文理大学(大分県)の監督を務めています。
中村敢晴選手の兄・宣聖(たかまさ)氏は父親と同じ西短に進み甲子園を目指しました。
しかし、惜しくも昨年の出場校沖学園に3回戦で破れ、夢叶わず…
秋のドラフトで福岡ソフトバンクホークスに育成指名され、念願のプロ野球選手となりました。
ホークスは千賀投手、甲斐捕手といった育成を育てるのが上手な球団です。
その恵まれた体格と強肩・瞬足に加えパンチ力のある打力で、近い将来一軍で活躍することが期待されています。
そして、実は中村敢晴選手の母親も西短のバレー部で主将を務めていたり、弟も現在中学生で「明野ボーイズ」に所属し野球に励んでいるそうです。
まさにスポーツ一家ですね。
中学時代の成績やドラフト・スカウトの評価は?
筑陽学園 中村 敢晴 遊撃手6(2年)
レギュラーで唯一の2年生は切り込み隊長
シート打撃でレフトスタンドにホームラン#筑陽学園 pic.twitter.com/imCNvlLxAm
— 大阪兵庫高校野球観戦 (@ssuu0714gi) 2019年3月20日
中村敢晴選手は中学時代に「明野ボーイズ」に所属し、2年生のときからレギュラーとして活躍していました。
全国大会にも4度出場するなどその実力はすでに全国クラスであったと思われます。
そして筑陽学園に進学後すぐに頭角を現し、夏の福岡県予選途中からは6番ショートでスタメン出場。
更に秋の大会からは1番を任され、切り込み隊長としてチームの主力になっています。
打撃センスの良さもさることながら、選球眼もいいので四球を選んでは出塁率を高めています。
反対に守備は課題で特にスローイングが安定していません。
守備は練習次第でうまくなれるので、克服して走攻守バランスの取れた選手に成長することを期待しています。
決して天才型ではなく、バットを振りすぎて肋骨を骨折したというエピソードの持ち主でもあります。
そういった努力を積み重ねていけば、夏頃にはスカウトの目に止まり、ドラフトの目玉になっているかもしれませんね。