スタジオ地図・細田守監督の映画【未来のミライ】を観てきました!
これまでの作品とは違い、なんだか評価が低い模様…
また、多くのタレントさんが声優を努めていたわけですが、これにも「下手」や「微妙」といった声が多く聞かれます。
これって、声優陣に違和感を感じるから評価が低いの???
それとも、ストーリーがそもそも微妙なの???
今回は、ゼロナナが実際に観た感想(ちょっとネタバレ含まれます)を交えながらチェックしていきたいと思います☆
【未来のミライ】の評価が低い…?
2018年7月20日から公開された【未来のミライ】
夏休みに合わせた公開だったと思うんですが、評判が実はイマイチよくないみたいです。
未来のミライ見たんだけどね。うん。正直言っていい?サマーウォーズとかバケモノの子の方が面白かった
— あーちゃん卍 固定! (@AuXsN5CmKKtjhvZ) 2018年7月27日
未来のミライ観たけど、微妙でした
— 影虎 (@kagetoraxx7) 2018年7月27日
未来のミライ鑑賞終了 とりあえず感想 面白いつまらないというよりただひたすらに「無」てかこれわざわざ映画にするシナリオじゃないでしょ こんな志の低いモノにバジェット捻り出させるのはある意味すげーよ細田守 大きく分けて2点 くんちゃんのキャラ造形、物語のトリガー ここに突っ込みます
— DICE-K (@over_die) 2018年7月22日
とあるサイトでのレビューも、5点満点中の2.5点と評価が低め…
これまでの細田監督作品である【サマーウォーズ】や【おおかみこどもの雨と雪】、【バケモノの子】と比べるとかなり反応が違います。
【未来のミライ】のストーリーについて、
4歳の男の子に妹が出来て、その妹に両親の愛を奪われたお兄ちゃんが、愛を求めてさすらい旅立つ物語
と細田守監督は語っていました。
これまでを振り返ると【サマーウォーズ】では大家族の絆、【バケモノの子】では血のつながりや種族にとらわれない家族の在り方を描いていたように感じます。
そう考えると同様に【未来のミライ】も「家族」をモチーフにしているわけですよね。
どうしてこんなにも評判に差が出てしまったのでしょうか?
【未来のミライ】観る人によっては評価が低い
ゼロナナもそうなのですが、【未来のミライ】は家族のある人、特に母親にはすごく「分かる~」や「あるある!」と感じられるストーリーだと思います。
「未来のミライ」観てきました。自分と被る描写が多くとても楽しむ事が出来ました。
— ironomoto (@ironomoto) 2018年7月28日
未来のミライ観てきた…
これはくんちゃんくらいの子どもと関わったことがある大人が観ると最高に面白いと思う…
あとひいじぃじカッコよかった………w— 玉茄子 (@tamanasu2501) 2018年7月28日
未来のミライは子供の成長見れるし親目線でみたら感動して泣ける。細田守さんワールド後半になって全開してた。自転車乗るところとかお母さんの過去に行くとことかめっちゃいい
— KAZUYA (@uver_broccoli) 2018年7月28日
上の子が下の子にヤキモチを妬いて赤ちゃん返りするとか、家事初心者の旦那さんの家事がなかなか上達しない感じにヤキモキするとか…
ただ、これを独身や若い子、子どもが観た時に面白いのかなぁ?と思いました。
弟や妹だっていう人にはほんとにピンとこなさそうだな、と。
ただ、描かれるもの自体にはすごく「細田守監督感」を垣間見られ、映像のエンターテインメント性はすごくあると思います。
タイムスリップをした先の景色には【おおかみこどもの雨と雪】のような繊細な描写が見られましたし、東京駅の雰囲気は【サマーウォーズ】のOz(オズ)のような近未来感がありました。
そういった部分を魅力的に感じる人も多いでしょう。
ただ、ストーリーそのものを楽しめるかどうかに関しては観る人を選んでしまうため、【未来のミライ】への評価が分かれるのではないかと思います。
【未来のミライ】声優が下手で微妙?
【バケモノの子】では、役所広司さんやリリー・フランキーさん、大泉洋さんなど多くの芸能人が声優を務めていましたよね。
【未来のミライ】でも、おとうさん役を星野源さん、おかあさん役は麻生久美子さん、未来からきた未来(ミライ)ちゃん役が黒木華さん。
麻生久美子さんについては、これまでの細田守監督作品でお母さん役を何度もやってきていて、安心して聞いていられました。
【おおかみこどもの雨と雪】少女期の雪役で声優を務めたときには、少し不評の声もあった黒木華さんも、今回は中学生キャラということもあってしっくりきましたね。
そして、主人公・くんちゃんには、上白石萌歌さんが声優初挑戦をするということも話題になりましたが、「下手」「違和感」との酷評があるんですよね。
実際、4歳の男の子っぽくなかったなぁというのが正直な感想…
公園で他の男の子たちが出てきたのですが、その声は男の子供が担当している中での上白石萌歌さんの声にはやっぱり違和感を感じざるを得ませんでした。
下手というのは簡単ですけど、個人的に、上白石萌歌さんにとって「小さな男の子」の喋り方やトーンってピンとこないでしょう…と思うんですよね。
未来のミライ観たいんだけど、くんちゃんの声が子供の声に聞こえなくて踏み止まってる、、、。
— にょ🦐 (@QjZlsy) 2018年7月28日
未来のミライはZIPの特集で聞いたときにくんちゃんが完全に大人の女性声で幼さが感じられなかったのでどうでもよくなった
— 真中しん (@con8corn) 2018年7月28日
『未来のミライ』くんちゃんはどう見ても男の子です。でもどう聞いても女の子です。細田監督のフェティッシュはリアリティの足を引っ張るほどのことなのか。
— よたろゥ (@purus_ignavus) 2018年7月27日
CMの段階で、声の違和感を感じ観に行くことを迷ってしまう人もいるみたいですから、子供の役ってホント難しいんだなぁと思います。
だったら本当に男の子を起用した方が良かったのかな…なんて。
とはいえ、上白石萌歌さんはくんちゃん役に決まってから、保育園に行って4歳の子と実際に遊んだり話したりしたんだそうです。
結果としてはちょっと合わなかったかもしれませんが、上白石萌歌さんの演技にかける真摯な姿勢は素晴らしいと思いました。
そして上白石萌歌さんは元々、未来ちゃん役のオーディションに行ったということですので、上白石萌歌さんバージョンの未来ちゃんもちょっと聞いてみたいですねw
【未来のミライ】感想・まとめ
個人的には、【未来のミライ】はエンターテインメントというよりも、ホームビデオのようだったと思います。
「あぁ、子どもってこうだよねぇ…」と共感したり「あーもう!腹立つなぁ!!」とくんちゃんにイライラしちゃったり…
母親としては感情を結構振り回されて、もしかしたら細田守監督はそういった反応もお見通しだったのかも!?
自宅で急にタイムスリップとか、東京駅の天井破って元の時間軸へ戻るとか、展開が急すぎるところはありましたが…
目まぐるしくてミステリアスなところは、子どもの成長とちょっとリンクするなぁと感じました。
子育て世代には一度観てみることをオススメしたいです☆