2018年5月29日、【ザ!世界仰天ニュース】に
オウム真理教・麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚の三女、娘の松本麗華さんが取り上げられます。
地下鉄サリン事件当時11歳だったという彼女ですが、「アーチャリー」という教団での名前を持ち、法皇官房長官、正大師という役職を持っていたんだそうです。
事件から20年以上が経ち、2018年現在は35歳だという松本麗華さん。
結婚や彼氏についてなどを調べてみました。
松本麗華(アーチャリー)の父親逮捕後が壮絶【仰天ニュース】
松本麗華さんは、1983年4月生まれ。
3歳から5歳までは幼稚園に通っていましたが、5歳以降はオウム真理教総本部に移住し学校には通っていなかったようです。
そのため、松本麗華さんは9歳(小学校3年生の年齢)になっても、ひらがなの読み書きが出来なかったとのこと。
1995年に麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚が逮捕され、翌月には母親も逮捕。
松本麗華さんは、当時12歳で両親と別れ、兄弟・姉妹と共に祖父母と暮らすことになりましたが、小学校からは入学拒否をされました。
そして、教団信者が先生代わりとなったとのこと。
ただ、勉強のスタートが遅かったこともあってか、松本麗華さんは14歳(中学校2年生の年齢)の時に小学校5年生ほどの学力しかなかったようです。
それでも、9歳でひらがなの読み書きが出来なかったことを思うと、かなりの習得スピードなのではないでしょうか。
友人を作ることもままならず、「子どもが学校に通う」という当たり前もなかった松本麗華さんは、学校生活への憧れをインタビューで次のように語っていました。
住民票も作ったので、これで私も学校に行けるんだなって思いました。
でも、うまくいかなくて。
中学校も、小学校を卒業してないから入れないと言われました。
私、部活が夢だったんですよ。体操がやりたかった。
それ以降も学校への入学拒否をされつつ、中学卒業認定試験を受け、日出高校・通信制で学び卒業することが出来ました。
2003年、武蔵野大学に合格するものの入学拒否をされ、その翌年2004年には和光大学、文教大学へ合格するものの、またも入学拒否。
入学拒否理由として「麻原彰晃の娘」ということが挙げられたようですが、これに松本麗華さんは入学拒否が不当だと訴えます。
そして東京地裁に訴えが認められ、「入学の取り消しを認める特別な事情や正当な理由があるとは考えられない」との判断から、文教大学・人間科学部臨床心理学科に入学することが出来ました。
事件当時に子どもだったとはいえ、松本麗華さんは教団幹部でしたので、大学側としても警戒というか凄く繊細なことと捉えて、入学拒否をしたのかもしれませんね。
松本麗華(アーチャリー)2018年現在結婚や彼氏は?【画像】
熟睡できず、精神的な引きこもり中~。出ていかないとな~。少し前に髪の毛切った。自分で見慣れない……。誰だろ?この人。自撮りって難しいね。 pic.twitter.com/CubhhBXf8R
— 松本麗華 (@asaharasanjo) 2017年2月15日
松本麗華さんの現在についてですが、クリニックでアルバイトをしながら生計を立てているそうです。
その仕事についても、前述のインタビュー記事には次のように書かれていました。
事件から22年、「松本麗華」として、クリニックでのアルバイトなどで生計を立てながら、新たな人生を歩もうとしている。
自伝を出版した理由について麗華さんは
「履歴書に自分の名前を書くのが怖かった。名前を検索するとすぐ「松本麗華 アーチャリー オウム」と出てくるから。でも、隠れていても意味がないと思った」
と話す。
以前、アルバイト先に「アーチャリーに似ている人がいる」と社長に連絡が入り、仕事をクビになったことがあるみたいです。
そういった経験も、「隠れても意味がない」と思われた理由の一端なのかもしれませんね。
また、2015年には手記を出版しました。
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顔も公開しているし、実名もしっかり出ていますので、松本麗華さんが本当に隠れる意味がないと感じているのが分かりますよね。
そして結婚についてですが、未婚であるという情報があったことと、2015年に田原総一朗さんと対談をした際に、松本麗華さんは結婚観について語っていました。
田原 あなたはね、恋人を持とうとは思わないの?
松本 持とうと思わないこともないんですけど。
田原 なってくれる人がいない?
松本 そうとも言えるかもしれないですけど(笑)。
田原 やっぱり誰かを愛するのがいいと思うけどなぁ。
松本 そういうことを否定する気持ちはないんですけれども。そういう出会いがあれば、というのもありますが。でも「結婚」ってなると、かなりハードルが上がりますね。
田原 何で上がるの? やっぱり「麻原彰晃の三女・アーチャリー」というプライドがあるのか。
松本 そっちじゃないですね(笑)。両親の夫婦関係とか見てですかね。
田原 両親の夫婦関係を見てどうですか?
松本 「結婚って大変だな」って。
田原 お互いに恨み続けることがあったり?
松本 ののしったり。
田原 そういうときは、お母さんがお父さんをののしったわけ?
松本 まあ、そうですね。
両親の姿を見てきて、結婚というものに対してあまり積極的ではない印象を受けますね。
ただ、彼氏を作ることに関しては「出会いがあれば」ということですので、今後どうなっていくのか未知数だと思います。
まとめ
現在、アルバイトのほか著述家・カウンセラーとしても活動している松本麗華さん。
メディアへのインタビューに答えたり、テレビ出演する機会も増えていますが、その都度賛否が巻き起こります。
それほどまでに何年経とうと衝撃的で歴史的な事件だということ、松本麗華さんはその関係者だということを実感するほかありません。
友人関係を作れなかった子ども時代や入学拒否など、困難な人生を歩んできたようですが、その心境は量りかねますし、世間の反応も捉え方が難しいと感じました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました☆